🪥 1. 歯ブラシの清掃度(ブラッシングの限界)
歯ブラシは歯の表面(平らな面)や歯ぐきの境目のプラーク除去に最も効果的です。
しかし、次の部分には届きにくいという「限界」があります。
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歯と歯の間(隣接面)
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奥歯の奥の溝や歯列不正部位
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歯ぐきの深いポケット内
研究データによると、歯ブラシのみでは口腔内のプラークを約60%程度しか除去できないといわれています。
🧩 2. 歯間ブラシとデンタルフロスの役割
▶ 歯間ブラシ
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**歯と歯の間のすき間(歯間部)**に使います。
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歯ぐきが下がって歯間が開いている方、歯周病のある方に特に有効。
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プラーク除去率は歯ブラシのみと比べて約20〜35%改善すると報告されています。
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サイズ選びが大切:すき間に無理なく入り、きちんと当たるものを使用。
▶ デンタルフロス
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**歯と歯が密接している部分(接触点下)**の清掃に最適。
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若い人や歯間が狭い人に適しています。
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特に**虫歯の好発部位(隣接面う蝕)**の予防に効果的。
🦷 3. 併用の理想的な順番と効果
推奨される順番:
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デンタルフロスまたは歯間ブラシで歯間清掃
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歯ブラシで全体をブラッシング
→ 先に歯間清掃を行うことで、プラークが取りやすくなり、
フッ化物入り歯磨剤の成分が歯間にも届きやすくなるといわれています。
清掃方法 プラーク除去率(目安) 特徴
歯ブラシのみ 約60% 表面の清掃は良いが歯間は残る
歯ブラシ+フロス 約80% 虫歯・歯肉炎予防に効果的
歯ブラシ+歯間ブラシ 約85% 歯周病予防に非常に有効

「気持ちによりそう治療」を何よりも大切にしています。
患者様一人ひとりが感じる「ズキズキ」「ジンジン」といった痛みの言葉に、まずはしっかり耳を傾け、その声の奥にある不安や要望を深く理解することを心がけています。どんな治療においても、「負担を少なく、コンパクトに、わかりやすく」をモットーに掲げ、「純白、純真」を意味する当院の名にふさわしい、誠実な歯科治療を名古屋および周辺地域の皆様にお約束します。