DENTAL COLUMN歯医者のお役立ちコラム

投稿日:2025年11月14日 カテゴリー:お役立ちコラム

歯ぎしり・知覚過敏・ストレス・ブルーライトの関係とは?

 

歯ぎしり・知覚過敏・ストレス・ブルーライトの関係とは?|カンドーレ歯科

「最近しみる」「寝ている間の歯ぎしりが増えた気がする」
そんな症状の裏には ストレスブルーライト(スマホ・PC画面の光)が関係していることがあります。

今回は、意外と知られていない
歯ぎしり → 知覚過敏 → ストレス → ブルーライト
のつながりについて分かりやすく解説します。


■ ストレスが歯ぎしりを引き起こす理由

ストレスが増えると、身体が無意識に緊張状態になり、特に睡眠中に

  • 食いしばる
  • ギリギリと歯をこする
    といった“歯ぎしり(ブラキシズム)”が起きやすくなります。

仕事・育児の負担、人間関係、睡眠不足などは特に影響しやすいといわれています。


■ 歯ぎしりが知覚過敏を悪化させるしくみ

歯ぎしりの強い力は、歯や歯ぐきにさまざまなダメージを与えます。

● エナメル質の摩耗

→ 象牙質が露出して「しみる」原因に

● 歯の根元が欠ける(くさび状欠損)

→ 歯ぎしり特有の力が集中した結果起こる症状

● 歯ぐきの退縮

→ 神経に近い部分が露出し、知覚過敏が悪化

ストレスがある
→ 歯ぎしりが増える
→ その結果、知覚過敏の症状が強くなる
という流れが多いのです。


■ ブルーライトが歯ぎしりを悪化させる?

近年注目されているのが、ブルーライトと睡眠の質の関係です。

スマホ・PC・タブレットの光に含まれるブルーライトには、
脳を覚醒させる作用 があり、夜に浴びると

  • 寝つきが悪くなる
  • 浅い眠りが増える
  • 体が緊張しやすくなる

といった影響が出ます。

その結果、
睡眠が浅くなる → 夜間の歯ぎしりが起こりやすくなる
という悪循環につながります。


■ ストレス・ブルーライト・歯ぎしりの悪循環

  1. スマホを長時間見てブルーライトを浴びる
  2. 脳が覚醒し、眠りが浅くなる
  3. 睡眠中に歯ぎしりが増える
  4. 歯がすり減り、知覚過敏が悪化
  5. 痛みや不快感によってさらにストレスが増加
  6. 再びスマホに頼りがちになり、また同じサイクルへ…

現代ならではの悪循環といえます。


■ カンドーレ歯科での対処法

● ナイトガード(マウスピース)

歯ぎしりの力を吸収し、歯や顎を守ります。保険適用可。

● 知覚過敏のコーティング処置

象牙質を保護し、しみる症状を緩和。

● くさび状欠損のレジン修復

欠けた部分を補い、刺激を遮断。

● 歯周ケア・噛み合わせの確認

歯ぐきの退縮や噛み合わせによる負担もチェックします。


■ 自分でできる予防法(ブルーライト・ストレス対策)

● ブルーライト編

  • 寝る1時間前はスマホ・PCを控える
  • ブルーライトカット眼鏡を使用
  • スマホの“夜間モード(黄味のある光)”を活用

● ストレス・歯ぎしり編

  • 日中「上下の歯を離す」習慣(TCH対策)
  • 顎・首のストレッチ
  • 深呼吸や軽い運動
  • 寝る前のリラックスタイムを作る

■ まとめ

歯ぎしり・知覚過敏は、単に「歯の問題」ではなく、
ストレスやブルーライトによる睡眠への影響 が大きく関わっています。

「しみる」「朝起きると顎が疲れる」「歯ぎしりを指摘された」
そんな方は、早めにご相談ください。

カンドーレ歯科では、歯ぎしり対策から知覚過敏の治療までサポートいたします。

カンドーレ歯科 国際センター駅徒歩1分

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