DENTAL COLUMN歯医者のお役立ちコラム

投稿日:2025年11月14日 カテゴリー:お役立ちコラム

昔の型取りと今の光学スキャナーの違い

昔の型取りと今の光学スキャナーの違い|カンドーレ歯科

歯科の「型取り」は、ここ数年で大きく進化しました。
カンドーレ歯科でも導入している 光学スキャナー(デジタル印象) によって、従来よりも快適で精密な型取りが可能になっています。

今回は、
昔の型取り(歯型印象)と今の光学スキャナーの違い
を分かりやすくご紹介します。


■ 昔の型取り:歯型印象(シリコン・アルジネート)

昔は、トレーに材料を盛り、歯に押し当てて型を取る方法が一般的でした。

● 特徴

  • 口いっぱいに材料が広がり 嘔吐反射が出やすい
  • 固まるまで 数分間じっと待つ必要 がある
  • 材料が変形しやすく、気泡・歪みが出ることも
  • 石膏模型を一度作るため 精度に差が出ることがある

● メリット

  • 保険診療で幅広く使える
  • 構造がシンプルで対応範囲が広い

■ 今の型取り:光学スキャナー(デジタル印象)

カンドーレ歯科でも採用しているデジタル印象は、小型カメラで歯をスキャンし、3Dデータとして読み取る方法です。

● 特徴

  • 材料を使わないため 苦しさ・不快感がほぼゼロ
  • 撮影は 数十秒〜数分で完了
  • その場で3Dモデルを確認でき、微調整や取り直しも簡単
  • 誤差や変形がなく、セラミック治療で特に高い精度を発揮
  • データで技工所へ送信 → 補綴物が早く・正確に仕上がる

● メリット

  • 快適でストレスが少ない
  • 精度が高く、ぴったりした詰め物・被せ物が作れる
  • デジタル化で作業がスムーズ
  • 一部分だけの再スキャンもOK

■ 昔と今はここが違う(比較表)

項目 昔の歯型印象 光学スキャナー
快適さ 材料で苦しい、嘔吐反射が出やすい とても快適、ほぼ反射なし
時間 固まるまで数分 数十秒〜数分で完了
精度 気泡・変形の誤差が出る 高精度で再現性が高い
作業 石膏模型が必要 デジタルで即送信
取り直し 最初からやり直し 必要部分のみ再スキャン

■ カンドーレ歯科での活用

カンドーレ歯科では、光学スキャナーを

  • セラミック治療
  • 詰め物・被せ物
  • マウスピースや矯正の記録
    などに活用し、より精密・スピーディ・快適な型取り を提供しています。

従来の方法もケースによって使い分けながら、患者さまに最適な治療をご提案しています。


■ まとめ

昔の型取りはどうしても不快感がありましたが、
今は光学スキャナーにより 「早い・楽・精度が高い」 型取りが実現しています。

型取りが苦手な方や、セラミック治療を検討されている方は、
ぜひお気軽にカンドーレ歯科へご相談ください。

カンドーレ歯科 国際センター駅徒歩1分

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